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JupyterLab をインストールして、 Julia を使えるようにする

Julia JupyterLab4 min read

前回、Julia の導入をしましたが、Python ではおなじみの JupyterLab を導入して、Julia が使えるように設定します。

JupyterLab とは

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  • JupyterLab とは、Project Jupyter の一環として開発された、ブラウザ上で動作するプログラムの対話型実行環境です。
    • ブラウザ上で Python やその他のプログラミング言語のプログラムを実行したり、実行した結果を保存したり、共有したりすることができるツールです。
    • データ解析等で広く使われている Jupyter Notebook の進化版です。

JupyterLab をインストールする

  • Julia をインストールした環境で、 JupyterLab をインストールします。
    • よく紹介されているのは、Python が入っている前提で、pip を利用するかインストールする方法ですが、今回は、 Julia がインストールされていれば OK です。
    • mac なので、 Python が標準で入ってはいますが、それがどう響いているのかは未検証です。
  • JupyterLab で Julia を利用するためには、IJulia.jl というパッケージを入れる必要があります。
  • Julia の REPL を起動し、直後に] を入力して、パッケージマネージャにいきます。
  • その後、 add IJulia で IJulia を入れます。
$ julia # REPL 起動
julia> # ここで、 ] を入力
(@v1.6) pkg> add IJulia
... # インストールが進みます
(@v1.6) pkg> # Ctrl+C で終了
  • 作業した場所にディレクトリを作成し、以下のコマンドを実行します。
julia> using IJulia
julia> jupyterlab()
  • ブラウザで、以下のような画面が表示されます。
    • Julia のアイコンが出ていれば OK です。
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  • (参考)旧来の Jupyter Notebook を起動したい場合は以下のようにします。
julia> using IJulia
julia> notebook()
  • 右上の「新規」を押して Julia の選択肢が出ていれば OK です。
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Notebook を作成してみる

  • 実際に、Notebook を作成してみます。
  • JupyterLab のランチャートップ画面から「Notebook」の下の「Julia」を選択すると、新規タブが開き Untitled.ipynb ファイルの編集画面が開きます。
    • XXXX.ipynb ファイルは Notebook ファイルと呼ばれるものです。
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  • [ ]: のテキストエリア(「セル」と呼ばれます)にJuliaのコードを入力し、Ctrl + Enterを入力すると、そのコードが評価され、結果が下に表示されます。
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  • Shift + Enter で下にセルを追加することが出来ます。
    • 前回の記事でやったようなグラフのプロットも出来ます。
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  • セルを入力状態にした上で、上の真ん中あたりのプルダウンから「Markdown」を選択すると、Markdown 形式でメモを残すことも可能です。
    • Shift + Enter で評価すると、整形されます。
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  • 作成した Notebook は HTML, Markdown 等にエクスポートが可能です。
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参考資料